非接触型水位計初号機(HF-12A)開発背景  ※現在の型名:HF12A2

「下水道」インフラの老朽化問題を解決

汚水管の亀裂等の不具合箇所から雨水が浸入し、汚水管の水量が増え、下水処理施設での処理に困難をきたしている。
「汚水の水位変動」を計測して、見えづらい汚水管の不具合箇所を特定するため、マンホール下に設置可能な水位計を委託(※1)により開発した。
(※1)21大都市(政令市,東京都),公益財団法人日本下水道新技術機構

管渠水量センサー説明図

最初のご要望(開発条件)

●測定管の大きさ ⇒ 直径150㎜~2,000㎜

●測定時期  ⇒ 降水量増加が予測される場合、事前に設置する

●測定期間 ⇒ 最長10日間ほど(計測間隔:5分)

●耐久性 ⇒ 使い捨てを想定し、製品保証は含めないものとする。

開発沿革

2021年 秋    公益財団法人日本下水道新技術機構様より「低コストの水位計測技術を開発したい」と問い合わせがあり、研究開発に着手。

2021年 冬    非接触型水位計(HF-12A)初号機が完成。正式契約。

2022年 春    横浜市内にてプレテスト実施(計3台)改良版製品が完成。

2022年 夏    東京都及び政令指定都市20都市様へ順次出荷(HF-12A)

2023年 春~夏 改良版を西日本の各都市様へ順次出荷(HF-12A2)